オフグリッド 生活を1週間経験して思ったこと。

電気のオフグリッド で暮らしていくにあたってまず、我が家の電気の使用について、3つのカテゴリーに分けて考えるべきだなと思いました。

1つ目は、『暮らしの電気』。

これは、照明だとかパソコンだとかケータイの充電だとか洗濯だとか井戸ポンプだとかです。

ここさえ押さえとけば、何かあっても普段通りに暮らしていける毎日必ず使う電気の事を『暮らしの電気』と呼ぶことにします。

2つ目は、オフグリッド のシステムを組むトリガーとなった『EV充電のための電気』。

EVへの普通充電とは、200V15Aでウチのミニキャブミーブ 10.5kWhが腹ペコならば、満充電まで4時間かかる、1日の使用電力3kWhで暮らしてるオフグリッド 暮らしの感覚からすると、3日分の電気を突っ込む異世界の大電流&消費電力です。ですが、ここを目指してきた訳で、今さら勿体無いなんて言いません(笑)

これを、『EV充電用の電気』と呼ぶことにします。

3つ目は、読んでそのまんま『仕事の電気』。

ウチは豚飼いであり、ウチで育てた豚を豚一頭食べてもらうセットに組んだ豚肉セットを沢山の家庭で食べていただき、暮らしの生業が回っています。

豚肉をストックしておくために、大型の冷凍庫二台(285〜310W)と、あと無農薬のお米も販売しているわけで、梅雨前から10月まではお米の低温貯蔵庫(185W)も稼働させています。

これらが、『仕事の電気』 です。

この度沢山の人の手を借りて構築させてもらった我が家の骨太のオフグリッド システム。

しかし、この暮らしの3つのカテゴリーの電力 すべてが同時に動いたら、さすがに賄うことができずにパンクしてしまいます。

でもやってくうちに『暮らし』と『仕事』か『暮らし』と『EV』ならばそんなに無理なくやれて、よく晴れていれば『暮らし』と『仕事』と『EV』全部賄ってもちゃんと回ることがわかりました。

なので、日々の暮らしの中でどこまで上手に自給できるのか。

そんな、なんとも楽しい 手探りの1週間でした。

まず第一に、『暮らしの電気』だけであれば、おそらく3日は陽が照らなくても生きていけそうです。もちろん、3日持たせようとしたらそれなりに節電が必要でしょうが、オフグリッド 生活が始まったからといって何1つ普段と変わらない電気の使用環境で過ごしていますが、全く問題ないなと感じています。

1日くらいの雨では、ビクともしません。

蓄電池もインバーターもたくさん載ってるソーラーパネルも含めて、システムが骨太で盤石。

そこに当初の目的であるEV充電も合わせて考えると。

これには少し工夫がありますが、晴れてさえいれば またまたそんなに大変ではなかったです。

結論を言うと、よく晴れた時間帯にEVを充電したら、ソーラーパネルから発電された電力がそのままEV充電用の電気として流れていくのです。

これは、ソーラーパネルの電気を一旦バッテリーに溜めることなく直接EVに送り込めるので、ものすごく大きな電力を使って充電してるにも関わらずバッテリーへの負担が少ないためにバッテリーに無理がかかりません。同時に、バッテリーに溜めた電気を使わずEV充電ができるので、夜間や翌日が雨でも蓄えある状態で日暮れを迎える訳であり、オフグリッド 生活者にとってはすごく安心に繋がります。

数字で説明すると、約4kWhのソーラーパネルが75%の効率で発電していた場合に3kWhの電気を送ってくれる計算になり、EV充電に必要な200V×15A=3kWの電力を、発電しながら直に賄えると言うわけです。

PV input current 3309W これがソーラーパネルの発電量です。

Battery volltage 56.3V これは 51〜56.8Vの間の電圧で使用しているリーフのリユース組電池の電圧です。ほぼ満充電。

Charge current とBattery dis charge currentは、バッテリーに電気を送ってるか、もしくは取り出しているか。

上の写真の場合、ソーラー電気直送でバッテリー無負荷状態の瞬間をとらえた写真になります。

あとは、家庭用の交流220Vの60Hzで出力していて、力率で言うと3148VA、消費電力で言うと3140Wという見方になります。

ただ、『暮らしの電気』として最低でも1〜2Aは使っていて、井戸ポンプが回れば5Aも追加されます。

ソーラーパネルが最も発電する時間帯は10時〜14時頃ですが、その時間帯でも曇ったり晴れたりするので発電量にはバラツキがあります。

ですが、EV充電は10時〜14時の間で行えば、上記の写真のようにほとんど発電した電気をそのままEV充電に利用でき、少し足りない日照の時はバッテリーがサポートしてくれて、これまた骨太で安心。盤石なシステムであり、あとは使う側が大きな負荷が重ならないように上手に使えば問題なくここもクリアでした。

ただ、曇ったり雨だったりしたら無理せずグリッドからの充電に切り替えています。

大電流で大量の電気を使うEV充電を無理に強行すると、夜暮らす電気が無くなるし、バッテリーにも大きな負荷を与えてしまいます。


あと1つ、『仕事の電気』。

じつは、当初はお肉の冷凍庫までオフグリッド で賄うつもりはなかったのですが、あまりにシステムが優秀で晴れてさえいれば全然イケてしまうので、折をみては 仕事の電気 も自給電気で賄ってしまってました。

これが、ちょいちょい考えながら切り替えなくてはいけんから手間なのですが。

でも、全ての電気を自給電気で賄えている心の満足感を味わってしまうと、そんな手間も、もはや手間ではなくなってしまうのです(笑)

ただ、全ての電力負荷が一度にかかってしまうと、このシステムの要のハイブリッドインバーターのキャパAC5000Wの出力を超えてしまうので、そこは注意が必要です。

よく晴れた日ならばそんなに難しくなく、EV充電時には仕事の電気はグリッドから。 バッテリーが満充電に近ければ、一晩くらいはフルオフグリッド でも全然余裕。

次の日雨や曇りでソーラーパネルからの発電があまり見込めなければ、仕事はグリッドへ。EV充電もグリッドで。 そしたら暮らしは問題なくオフグリッド でいけました。

これは、バッテリーに負荷をかけない長待ちさせるための使い方です。バダテリーが痛むのは過充電(57.4V以上)、過放電(48V以下)の時です。

※電圧値については我が家の設定であり、その値をどこに置くかは人それぞれと思います。

そうならないように、バッテリーの蓄電量の中の4〜8割くらい(53〜56.8V)の中で電気を出し入れしながら暮らしています。

とても、バッテリーに優しい使い方と思います。

おそらく、この1〜2年くらいの間にシステムの補強をして、フルオフグリッド で全ての負荷が同時に働いたとしても問題なく回せるようなシステムを組むと思います。

が。

今は限られた電気と骨太の発電時間を有効活用しながら、いかに上手に暮らしていけるかを楽しみながら、自分の中の電気の物差しを作り、精度を上げていく期間なんだと思っています。

日々変わっていく昼間の日射時の発電量を、ほぼ正確に言い当てれるぐらいに、研ぎ澄ましていきたいです。

とりあえず、とても順調に快適に楽しく、オフグリッド ライフを楽しんでおります。

ある日の発電と消費電力の収支です。

18.8kWh発電して、EV充電もしたので15.1kWh使って、3.7kWhバッテリーに蓄電できました。

この日はフルオフグリッド で一晩過ごし朝を迎えましたが、バッテリー電圧は55.2Vと満充電56.8Vから1.6Vの降下です。まだまだ全然余裕です。

朝6時頃から穏やかに発電が始まり、これくらいの電圧降下ならは午前中には洗濯とかしてても満充電になります。

晴れたら、半日で回復するのです。

EV充電を挟んでも、15時にはバッテリー電圧が8〜9割の体制で夜を迎える準備が整います。

安定した晴れが続けば、フルオフグリッド でも安心感、安定感あります。

や、すごいシステムが出来上がってしまったものだと感激しつつ、自給電気で暮らせる満足感と喜びを噛みしめています。

以下、宮木さんの総評のコピぺです。分かりやすいです。

「晴れの日、万歳!」→ 全くです。
太陽光発電を実際に始めると、やたら天候が気になります。

「EV充電するも、途中洗濯機回すからちょっと止める。
けど、仕事電気はグリッドにしとくと洗濯機ごときじゃ屁でもなさそうで、EV充電再開」→ 確かに洗濯機の消費電力は屁ぐらいですね。

この坂本家のオフグリッドシステムの、勝手な総評です。

『PV出力基本3000W前後のパワーで、ハイブリッドインバータ5kVAの安定したAC220V出力(リーフリユースバッテリーの下支えのおかげ)が出せる。

お昼の日照時なら、その発電ピーク時をはさんでそのまま(3〜4時間直接に)PVから→ EV充電(PV2EV)や洗濯機等の暮らしへ電力供給することが可能。これが一番大切で、リーフリユースバッテリーの放電が必要ない運転が可能。バッテリーに優しいシステム運用ができるのが、坂本家ハイブリッドインバータシステムの、一番の売りです。

加えて、夜間のバッテリーの放電は最低限の電圧降下(54V放電まで)に抑えた、ゆとりのリチウムがイオン組電池、実質16kWhぐらいの大容量。
これは、鉛蓄電池(48V放電まで使う)なら80kWhぐらいに相当する蓄電量です。』

という訳で、最近のオフグリッドDIY施工では一番の出来です。「ハイブリッドインバータ+リーフリユースバッテリー」を友達にも勧めたい。
オフレコでココだけの話ですが…、架台部分の増築工費等、今回の工事や機材全部込み込みで50万以下で済ませた坂本さんの行動力に脱帽です。
オフグリッド施工費の詳細や明細は、坂本さん自身の次の報告を待たれよ。独立系発電をするには、よい時代になったと思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です