糸島シェアハウス オンドルづくりワークキャンプ!
(一緒に韓国を旅した浩一くんのところで行う、オンドルを作るワークショップです。 韓国から先生を招いて座学と実践でみっちり学べる、貴重なワークキャンプです。)
【3/9-3/13】糸島オンドルワークショップ申し込みフォーム
私はストーブだ in 広島 3月15~16日 開催のご案内
※オンドルの先生も韓国から来て講演してくれます!
(※上記、詳しいご案内のホームページにジャンプします。 ぜひ、ご覧ください。)
いよいよ3月に予定している「私はストーブだ!」のイベントが近づいてきました。
宣伝もかねて、昨年行ってきた韓国での学びで、もっとも衝撃的だったオンドルについてご紹介したい思います。
(※オンドルワークキャンプ、並びにイベント情報を拡散していただけると助かります。)
オンドルのある部屋で寝たのは、韓国に入って二日目の「私はストーブだ!」のイベントスタッフや参加者の宿泊施設の、メチャ立派なコテージです。
ここは、電気で温める床暖房、、といった感じでしたが、何って寝るときにペラペラの布を敷いて、ペラペラの布を掛ける。
それだけで、沢の水が氷るくらい寒い時期でしたが、朝までペラペラだけで暖かく寝れたことが衝撃でした。
「私はストーブだ!」のイベントが終わり、その後の2日間は韓国の素晴らしいお宅や 様々なオンドルを見て学ばせてもらう、第二ステージが始まりました。
ちょっと撮った時間帯も写真もズレてるけど、こんな感じのメチャクチャカッコいい建物にお邪魔しました。
↑が先生が暮らしてるところ。 僕らが記念写真撮ってる方はゲストハウス。
ここは、ローフードと言って食べ物に一切火を通さない食事療法とここの環境で、体を治癒するための道場です。
ゲストハウスには、体を悪くして現代医療で行き詰ったり疑問を持った人達が、先生の元でローフードによる食事療法を実践して、体の調子と心の調子とを整えたい、、という人たちがやってくるんだそうです。
この道場で、初めて薪で炊いたオンドルで一泊させてもらいました。
なにって、、、ホントにホントに気持ちよかったー。。
そもそも暖房という目的だけではなく、健康や医療といった意味合いも薪で炊くオンドルの持つ意味には含まれているそうです。
なるほど、心と体を治癒するための道場にオンドルがあることは、とても理に適っていますね。
先生は若い時に大病を患ってからローフードを実践され、今では超健康になっててテレビで取り上げられるほどの有名人なんだそう。
そして、ローフードだけでなく、庭や住空間、薪で燃やすオンドル作りに関してもスペシャリストなんだそうです。
これが、先生が書いたオンドルの断面図が雑誌に掲載されたモノです。
かなり分かりやすく、各部の比率なども書いてあります。
そして、一番大事な「ケジャリ」と言われる部分。
最初、木を燃やした煙と熱が炊き口から駆け上がったのち、一瞬空間が狭くなります。
まずそこで、「ベンチュリー効果」というそうですが、ホースの先を潰すと勢いよく水が飛び出す原理です。
あれで流速を加速します。
そして「ケジャリ」という落ち込んだ部分でダウンドラフトが起こります。
ここで、アップドラフトのプッシュ(押す力)、そしてベンチュリーで加速からダウンドラフトのプル(引く力)という、ロケットストーブのような作用を作りだしていたのです。
そして、「ケジャリ」の部分は落ち込んでる分空間が広くなっているので2ストの原付とかについてる「チャンバー」のような効果もうむそうで、乱気流が起きて気流はここでも加速&拡散されるそうです。
そうやって勢いをつけることで、煙は広い床下に解放されてもしっかり横引されるのです。
マジすごくないですか、この研ぎ澄まされてる完成されたローテクシステム!
「ケジャリ」は煙突下部分にも2か所作られています。
これも、暖かい空気をなるべく下室内にとどめておくための技術だそうですが、まだここの部分の煙の流れのイメージがうまく頭の中で描けません。
おそらく、寒い空気が降りてきて冷却装置になるのを防ぐ、ストッパーの役目もしてるように思うのですが、、、要勉強です。
では、ここのオンドルの写真をご覧ください。
<a href=”https://blog-imgs-124.fc2.com/s/a/k/sakuranoyamafarm2/blog_import_5c1f9cc4516d5.jpg”>
建物のいたるところからオンドルの煙突が出ていることが確認できると思います。
ここのオンドルは各部屋ごと区切られてつくられており、焚口と煙突がオンドルの数だけあるのです。
作るのは手間でしょうが、使う部屋だけ暖める方が使う薪の量や、温まる時間等、効率が良いからでしょう。
そして驚くことに、煙突の素材です。
実はこれ、ステンレスではなく塩ビ管なんだそうです。
薪の燃焼時の温度が600~700℃とするならば、排気として室外に出た煙は塩ビ管が痛まない温度にまで熱を奪われていることになります。
このあたり、オンドルの驚異的な燃費や効率の良さの大きなポイントとなります。
(日本に帰って我が家の薪ストーブを見た時に愕然としました。
薪ストーブは、薪を燃やして発生させた熱の大半を、大気に放出していることにもの凄い憤りを感じたからです。
バイオマスだからすきだけ燃やして良いと思ってましたが、その考え方もまた大量消費社会のそれと何ら変わりないのではと感じたのです。)
ここの建物のオンドルは、ローテクと現代の生活を上手に結び付けることも大切にしているみたいで、室内に炊き口があります。
室内を煙やススで汚さないために、煙突にはファンが付いています。
韓国では、オンドル用の煙突ファンが普通に売ってるそうです。
輸入したいところですが、日本は100v、韓国は200vちょいだったかな。
使えないんですねー、残念。
ここは、焚口に薪を送るところ。
トロッコ? 台車? に薪をのせて、スロープにむけて蹴とばしますと、この通り。
これが一回分で燃やす薪の量なのか、2日分なのか聞き忘れましたが。。
おそらく一日分より多いように見受けます。
なんと、この?薪の量を朝8時過ぎに一度炊いただけで、夜お話聞いてた時はおしりから足から下半身ホカホカ。ペラペラの掛&敷布団で朝まで心地よく過ごせ田のですよ!
沢水が氷る季節なのにー。。。
このけた違いの燃費と蓄熱性が、オンドルです。
惚れてしまいますね。
一同、室内へと移動します。
道場のキッチンのちゃぶ台をかち上げると、そこにオンドルの炊き口があります。
カラクリ屋敷みたいでワクワクしますね(笑)
火をつける前に、炊き口を写真撮らせてもらいました。
上の図面通り、最初は上昇気流で下室内へと送る為にわりと急こう配で立ち上がってるのが確認できます。
道場は割と広いので、立ち上がったところで四方に煙を分散させる目的なのか、区切りも見えます。
ファイヤー。
この時点でファンも回してるからなのか、非常に着火もスムーズであっという間に良く燃えだしました。
あとは2~3時間、燃え尽きるまでファン回しておしまいだそうです。
薪も、あれだけで丸一日の暖が取れるんです。
しかもその暖かさは、五右衛門風呂で体を芯から温めてくれるあの感じに似ていました。
身体に良いとされるのも分かる気がします。
薪を炊いた熱は、床下の石と土に蓄熱させます。
その石と土の上に、道場はタイル張りでしたが、伝統的な部屋では和紙のようなものに油を塗った床です。
すごく、しっとりしてるような優しい感じでした。
食べること、暮らすことが身体にとって とても大事なんだと、改めて考え感じさせてもらいました。
我が家にも絶対にオンドル作るぞと、強く強く思った韓国の旅第二ステージでした。
あともう少し、韓国の旅のお話は続きます。
オンドルに興味を持った方、燃焼について詳しく勉強してみたい方、素晴らしいイベントが福岡と広島で行われます。
ご参加、お待ちしています!
糸島シェアハウス オンドルづくりワークキャンプ!
(一緒に韓国を旅した浩一くんのところで行う、オンドルを作るワークショップです。 韓国から先生を招いて座学と実践でみっちり学べる、貴重なワークキャンプです。)
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先ほどはコメントありがとうございましたm(_ _)m
これからも桜の山農場さんのブログを見て色々勉強させていただきたいと思います♪