韓国の旅 ~私はストーブだ!~ ③

さあさあ、やって来ました講演会場。 

ストーブの会場から徒歩3分、役所の建物に併設された立派なホールへと案内されます。

何ここ、、めちゃ立派ですやん。

 

いやあ、なんかホントにスゴいイベントだねー。。

そして、ステージに立って話し出すオジサン。
この方が、「キム・ソンウォン」さん、、、ってこの時知りました。

ストーブの燃焼についてのさわりと、まず「TLUD」(ティルズ)というシステムの説明が始まります。

ストーブは、どこから燃焼用の酸素を吸気するかで、中での熱の発生の仕方が変わるそうです。

写真中央、下から空気が入ると、ストーブ上部に熱が発生し、排煙として捨てられる熱が多くなるそうです。

これは一般的な我々のストーブでしょう。

これに対して写真左、燃焼用の空気を暖めつつ燃えてるところに上から吸気することで、ストーブ全体から燃焼した熱を上手に発熱させれるんだとか。

普通のストーブは下から上に燃やす。

TLUDはTop Lit Up Draht の頭文字をとったもの。
これは、上から火をつけて下まで燃えさがるストーブです。

これね。

 
 

なるほど、会場入る前に見たやつだー。

薪が燃焼することで、下に伸びてる一時燃焼用吸気パイプが暖められ、より良い燃焼を助けます。
と、同時に上部で高温で燃焼が始まると、下にある薪からも可燃成分が燃焼ガスとして出てきます。
燃焼ガスは炎にぶつかり、より大きな燃焼が生まれ、高温燃焼をおこします。

この時、違う場所から空気を吸わないために、ある程度のストーブの気密性が大事になります。

TLUDのボイラーもあるそうです。

   

吸気パイプが燃焼に応じて降りてくるのもあるんだとか。

これは、元々あった技術だそうです。
知りませんでした。

そしてもう一つ。

「Base Burninig Stove」 (Long Burning time)

 

こちらはまた、面白い燃やし方をします。

上蓋をあけて薪を燃焼室に沢山いれて、空気は他から入らないように密閉し、ベースバーニングは下から空気を入れて、下の薪だけ燃やす仕組みです。
この時、上の薪投入口から空気が入ると薪全体が燃えてしまいます。
狙いどおり燃やすために、キチンと燃焼空気をコントロールできる精度の高いストーブ作りの技術が必要となります。

燃焼効率は65%と若干低いそうですが、ゆっくりと燃やすことができるストーブの仕組みです。

このストーブもまた、気密性とどこから吸気してどこで燃やすかが大切なポイントになります。

このシステムの場合、着火時のみ大量の燃焼用空気が必要になるけれど、燃焼が連鎖的になると一時空気を搾り、2次空気を沢山入れてやるんだそうです。

こちらは製品として販売されていたもの。

そして、こちらが昨晩、ハジャセンターで姉ちゃんが作ってたストーブ。

どこで燃えて、煙がどお流れて熱をうむか。

ストーブ技術を高めるための意識の高さを垣間見ました。

キム・ソンウォンさんはこうした技術を世界中から集めまくって、全てネット上でフリーで公開しているそうです。
そして手作りストーブのカルチャーを生み出し、そこで火が付いた手作りストーブ連中が、こうした古くて新しい技術をどんどん吸収して、自分たちの作るストーブの精度を高めているようです。

ギブ&ギブ。

全てオープンにして知識を解放したからこそ、爆発的に広がった手作りストーブの技術。
これは、我々天ぷらカーユーザーが、ギブ&ギブの精神で失敗談や成功例を情報交換して、技術を確立していった経緯とよく似ています。

知識は独占するものではなく、オープンにすることでより、その精度を高くします。
みんなでシェアして、みんなでトライして、みんなで失敗しながら一番良い形を探す、、素晴らしい形ですね。

韓国の模範的で素晴らしい取り組みに、とっても刺激を受けました。

それで、、、講演は翌日も行なわれたんですが、ブログ上では都合により翌日の「無動力ポンプ」の実例とハウ・トゥーも一緒に書きます。

この方が無動力ポンプに取り組まれた方。

実践された無動力ポンプは、「ハンマーリングポンプ」と「スリグポンプ」の2種類あります。

まず、ポンプとは「流体に圧力をかけて、運動エネルギーや位置エネルギーに変える」働きをするものだそうです。

そして一つ目のポンプは、流体を遮断することで圧力をうみ、圧力を運動エネルギーに変える「ハンマリングポンプ」 です。

 

4番の「排水チャックバルブ」を閉じることで瞬間的に圧力が上がり、ウォーターハンマリング現象で5番のチャックバルブ(逆流防止・ワンウェイ)を押し上げ、6番のエアータンクに水が溜まり、圧縮された空気圧で3番の揚水パイプに送られていく仕組みです。

 

お次は「Sling pump」(River Pump)

水深40cmあれば使えるとか。。
でも、ある程度の水の量と流れが必要ではありそうですが。

写真、これしか撮ってなかったーーー!

痛恨のミス。

上の写真見ながらの説明になりますが、赤っぽいプラスチックの胴体の中に簡易水道パイプ(黒くてある程度クネクネ曲がるやつ)を綺麗にグルグル巻いてます。

そして、頭に付けた羽で水を受けると、胴体ごとグルグルとスクリューのように回ります。

胴体の一番ケツに黒パイプの取水口があり、回転するたびにケツの取り口から水を受けて、回転力を運動エネルギーに変えて水を圧送していく仕組みです。

ケツから汲み上げた水は、スクリューの頭から送られていきます。

写真見たら説明なしでも分かるんだけどねー、なんか単純だったから写真撮るの忘れてた(笑)

でも、どちらのポンプも電気を使わずに、水が上から下に流れる力だけで、水を高い位置に送ることができます。 
一度システムを組めば、24時間送り続けてくれるのです。

これは、使いようによってはものすごく便利なモノです。

こういった技術があることを知っていれば、いざ!ってときには役に立つかもしれません。  
例えば、、川の横にある田んぼで冬季灌水したいんだけど、水路が最後だから水を引けないって我が家みたいな状況には、うってつけだったりします。

韓国では、誰もが理屈さえわかれば取り組めるこうした技術を 「適正技術」 と呼び、個々が自立して豊かに暮らしていくためにみんなでシェアしていこうという素晴らしい動きがあります。

こうした情報交換により、今韓国では急速に手作りストーブの技術が上がっていました。
次回はお持ちかね、凄腕ストーブ職人の自慢のストーブをご報告します。

一緒に旅行した方からも、報告ブログが上がってきました。

楽しい方向音痴の旅日記 funny direction

地給知足がおもしろい

こちらもとっても素晴らしいブログです、よければ覗いてみてください。

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韓国の旅 ~私はストーブだ!~ ③

さあさあ、やって来ました講演会場。 

ストーブの会場から徒歩3分、役所の建物に併設された立派なホールへと案内されます。

何ここ、、めちゃ立派ですやん。

 

いやあ、なんかホントにスゴいイベントだねー。。

そして、ステージに立って話し出すオジサン。
この方が、「キム・ソンウォン」さん、、、ってこの時知りました。

ストーブの燃焼についてのさわりと、まず「TLUD」(ティルズ)というシステムの説明が始まります。

ストーブは、どこから燃焼用の酸素を吸気するかで、中での熱の発生の仕方が変わるそうです。

写真中央、下から空気が入ると、ストーブ上部に熱が発生し、排煙として捨てられる熱が多くなるそうです。

これは一般的な我々のストーブでしょう。

これに対して写真左、燃焼用の空気を暖めつつ燃えてるところに上から吸気することで、ストーブ全体から燃焼した熱を上手に発熱させれるんだとか。

普通のストーブは下から上に燃やす。

TLUDはTop Lit Up Draht の頭文字をとったもの。
これは、上から火をつけて下まで燃えさがるストーブです。

これね。

 
 

なるほど、会場入る前に見たやつだー。

薪が燃焼することで、下に伸びてる一時燃焼用吸気パイプが暖められ、より良い燃焼を助けます。
と、同時に上部で高温で燃焼が始まると、下にある薪からも可燃成分が燃焼ガスとして出てきます。
燃焼ガスは炎にぶつかり、より大きな燃焼が生まれ、高温燃焼をおこします。

この時、違う場所から空気を吸わないために、ある程度のストーブの気密性が大事になります。

TLUDのボイラーもあるそうです。

   

吸気パイプが燃焼に応じて降りてくるのもあるんだとか。

これは、元々あった技術だそうです。
知りませんでした。

そしてもう一つ。

「Base Burninig Stove」 (Long Burning time)

 

こちらはまた、面白い燃やし方をします。

上蓋をあけて薪を燃焼室に沢山いれて、空気は他から入らないように密閉し、ベースバーニングは下から空気を入れて、下の薪だけ燃やす仕組みです。
この時、上の薪投入口から空気が入ると薪全体が燃えてしまいます。
狙いどおり燃やすために、キチンと燃焼空気をコントロールできる精度の高いストーブ作りの技術が必要となります。

燃焼効率は65%と若干低いそうですが、ゆっくりと燃やすことができるストーブの仕組みです。

このストーブもまた、気密性とどこから吸気してどこで燃やすかが大切なポイントになります。

このシステムの場合、着火時のみ大量の燃焼用空気が必要になるけれど、燃焼が連鎖的になると一時空気を搾り、2次空気を沢山入れてやるんだそうです。

こちらは製品として販売されていたもの。

そして、こちらが昨晩、ハジャセンターで姉ちゃんが作ってたストーブ。

どこで燃えて、煙がどお流れて熱をうむか。

ストーブ技術を高めるための意識の高さを垣間見ました。

キム・ソンウォンさんはこうした技術を世界中から集めまくって、全てネット上でフリーで公開しているそうです。
そして手作りストーブのカルチャーを生み出し、そこで火が付いた手作りストーブ連中が、こうした古くて新しい技術をどんどん吸収して、自分たちの作るストーブの精度を高めているようです。

ギブ&ギブ。

全てオープンにして知識を解放したからこそ、爆発的に広がった手作りストーブの技術。
これは、我々天ぷらカーユーザーが、ギブ&ギブの精神で失敗談や成功例を情報交換して、技術を確立していった経緯とよく似ています。

知識は独占するものではなく、オープンにすることでより、その精度を高くします。
みんなでシェアして、みんなでトライして、みんなで失敗しながら一番良い形を探す、、素晴らしい形ですね。

韓国の模範的で素晴らしい取り組みに、とっても刺激を受けました。

それで、、、講演は翌日も行なわれたんですが、ブログ上では都合により翌日の「無動力ポンプ」の実例とハウ・トゥーも一緒に書きます。

この方が無動力ポンプに取り組まれた方。

実践された無動力ポンプは、「ハンマーリングポンプ」と「スリグポンプ」の2種類あります。

まず、ポンプとは「流体に圧力をかけて、運動エネルギーや位置エネルギーに変える」働きをするものだそうです。

そして一つ目のポンプは、流体を遮断することで圧力をうみ、圧力を運動エネルギーに変える「ハンマリングポンプ」 です。

 

4番の「排水チャックバルブ」を閉じることで瞬間的に圧力が上がり、ウォーターハンマリング現象で5番のチャックバルブ(逆流防止・ワンウェイ)を押し上げ、6番のエアータンクに水が溜まり、圧縮された空気圧で3番の揚水パイプに送られていく仕組みです。

 

お次は「Sling pump」(River Pump)

水深40cmあれば使えるとか。。
でも、ある程度の水の量と流れが必要ではありそうですが。

写真、これしか撮ってなかったーーー!

痛恨のミス。

上の写真見ながらの説明になりますが、赤っぽいプラスチックの胴体の中に簡易水道パイプ(黒くてある程度クネクネ曲がるやつ)を綺麗にグルグル巻いてます。

そして、頭に付けた羽で水を受けると、胴体ごとグルグルとスクリューのように回ります。

胴体の一番ケツに黒パイプの取水口があり、回転するたびにケツの取り口から水を受けて、回転力を運動エネルギーに変えて水を圧送していく仕組みです。

ケツから汲み上げた水は、スクリューの頭から送られていきます。

写真見たら説明なしでも分かるんだけどねー、なんか単純だったから写真撮るの忘れてた(笑)

でも、どちらのポンプも電気を使わずに、水が上から下に流れる力だけで、水を高い位置に送ることができます。 
一度システムを組めば、24時間送り続けてくれるのです。

これは、使いようによってはものすごく便利なモノです。

こういった技術があることを知っていれば、いざ!ってときには役に立つかもしれません。  
例えば、、川の横にある田んぼで冬季灌水したいんだけど、水路が最後だから水を引けないって我が家みたいな状況には、うってつけだったりします。

韓国では、誰もが理屈さえわかれば取り組めるこうした技術を 「適正技術」 と呼び、個々が自立して豊かに暮らしていくためにみんなでシェアしていこうという素晴らしい動きがあります。

こうした情報交換により、今韓国では急速に手作りストーブの技術が上がっていました。
次回はお持ちかね、凄腕ストーブ職人の自慢のストーブをご報告します。

一緒に旅行した方からも、報告ブログが上がってきました。

楽しい方向音痴の旅日記 funny direction

地給知足がおもしろい

こちらもとっても素晴らしいブログです、よければ覗いてみてください。

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